お久しぶりです、永井です。
今となっては昔の事となってしまいましたが、昨年、「剣岳 点の記」を観てきました。
どうしても家族揃って観たかったので、それぞれの予定を考慮していたら、ロードショウの終わるギリギリの10月になってしまいました。
家族にこだわったのは理由がありまして。。。私は県外で生まれ育ったのですが、幼い頃、富山出身の両親が「黒部の太陽」という映画を観に連れて行ってくれました。
最近リメイクされてテレビでも放映されていましたが、1968年2月に封切された、石原裕次郎と三船敏郎が主演のあの超大作です。
当時私はまだ6歳の幼稚園児でしたが、白黒ながら、大迫力の映像は強烈な印象として今でも残っています。黒部ダムと水力発電という観念もその時植えつけられたものです。
そんな経験もあり、近年では富山県を舞台にする代表的な映画である「剣岳 点の記」は家族で、幼稚園から中学生までの子供たちを連れて観に行きたかったのです。
映画はこちらの期待に十分に応える内容でしたし、久しぶりに”映像美”なるものを感じさせるものでした。
子供たちには少し難しかったかな?と思ったりもしましたが、普段の娯楽映画とは違った意味で、やはり子供たちにもそれぞれ(とりわけ6歳の娘には特に)印象に残った様です。
今年になって、大河ドラマ「竜馬伝」が始まりましたが、岩崎弥太郎役の香川照之を見た娘が、
”あの映画に出てた人だ!”なんて。。。
でも、そうやって記憶のどこかに残った経験が、将来、仮にこの土地を離れる事があっても、”望郷愛”みたいな形で出てくるといいなと思っています。