ホーム > ガラス豆知識

ガラス豆知識

●ビルなどの鏡のようなガラスについて

ref.jpg街中で、鏡のようにキラキラと反射していたり、風景が映りこんでいる建物を見たことがありませんか?
これは建物に使われている「熱線反射ガラス」という特殊なガラスに光が当たって起こっている現象です。

熱線反射ガラス」は表面に金属酸化物を焼き付けてあり、赤外線(主に日射光線)を反射します。
キラキラ輝いてみえるビルのガラスの表面は、この金属膜によるものなのです。
同時にハーフミラー効果といって、明るいところから暗いところは透けて見えず、鏡のように映像を映し出し、暗いところからは外が見えるという現象が起こります。これを最大限に利用したのがマジックミラーです。

ただし、晴れた日中ではなく、曇りの日や夜などに室内側で照明を付けているとその効果が逆転します
室内からは外が見えづらく、外からは丸見えになるという逆転現象を引き起こすのです。

熱線反射ガラスは、ハーフミラー効果などのような意匠的な目的で使われるだけではありません。
紫外線や日射熱をカットするなどの機能的な目的で(もちろん意匠的な目的も含めて)、主にオフィスビルなどで採用されています。

 

ページトップに戻る